歯が痛い、しみる――一般歯科
歯が痛い――
歯がしみる――
もしかしてその症状は、虫歯が原因かもしれません。また、特にこのような症状がない場合でも安心はできません。実はごく初期の虫歯は自覚症状がほとんどなく、痛みもほとんどないのです。一度虫歯になった歯は、自然に治ることはありません。放置すればするほど、症状は悪化します。歯が「痛い」「しみる」方は、宮崎市の歯医者「たんぽぽ歯科」までご相談ください。
歯が痛くなったり、かけてしまう原因は虫歯だけではありません。無意識に「歯ぎしり」や「くいしばり」を行ってしまっているため歯に負担をかけてしまっているケースがあります。歯を失う原因の40%がそれにあたると言われているほど深刻な問題です。
主に日常生活の中でのストレスや考え込みにより引き起こしてしまう事が多く、それに伴い肩や口元に力を入れすぎてしまい頭痛や肩こり、顎関節症、耳鳴りなど身体への不調を招いてしまいます。
当院では歯の治療だけでなく、そういった患者様の生活背景を踏まえたうえで治療に臨んでおりますので、気になる方はいつでもお気軽にご相談ください。
なぜ虫歯になるのか――4つの要因
虫歯は、「歯質」、「細菌」、「糖分」、「時間」の4つの要因が重なることで症状が進行すると考えられています。4つの要因の重なりが大きくなればなるほど虫歯のリスクは高まります。つまり、一つひとつの要因を小さくすればするほど、重なりも小さくなり、虫歯のリスクを下げることができるのです。下記を参考に虫歯のリスクを少なくできるように努めましょう。
歯質 | 細菌 |
---|---|
歯質は人それぞれで、虫歯になりやすい歯となりにくい歯があります。歯を強くする「フッ素」を取り入れるために、ガムなどを意識的に噛むようにしましょう。 | 口内の細菌が虫歯や歯周病の原因といわれています。ご自宅での「歯みがき」と歯科医院での「プラーク除去」で細菌を減らしましょう。 |
糖分 | 時間 |
虫歯を引き起こす細菌は、歯に残った糖分を栄養分として酸を出し、歯を溶かします。糖分(特に砂糖)を口内に残さないようにしましょう。 | 飲食後の口内は、歯が溶けやすい酸性に傾きます。よって、飲食後から歯みがきまでの時間が長ければ長いほど、虫歯になるリスクが高くなるのです。 |
虫歯を放置してはいけない理由とは
虫歯を放置し症状を悪化させると、いったん痛みを感じなくなります。それは、歯の神経が死んでしまったために痛みを感じなくなっただけで、決して治ったわけではないので安心してはいけません。さらに放置すると、以下のようなリスクが生じる可能性がありますので、できるだけ早く適切な治療を受けましょう。
- リスク1歯根に膿がたまると、再び激しく痛みはじめる
- リスク2治療の難易度が上がるため、治療回数や費用が増加する
- リスク3治療時の痛みの強さが増す
- リスク4周囲の歯や全身にも悪影響を及ぼす
虫歯の進行段階・症状・治療法
進行段階 | 症状 | 治療法 |
---|---|---|
![]() CO ごく初期の虫歯 |
・歯の表面が白く濁っている ・歯に穴や変色はなく、「痛い」「しみる」といった自覚症状はない |
適切な歯みがき、フッ素塗布で治癒することがある |
![]() C1 エナメル質の虫歯 |
・歯の表面のエナメル質が虫歯菌の出す酸に溶かされ、黒ずんで見える ・冷たい物がしみることがあるが、痛みなどの症状はない |
虫歯に冒された部分を削り、レジン(歯科用プラスチック)を詰めて補う |
![]() C2 象牙質の虫歯 |
・エナメル質の内側にある象牙質まで虫歯菌の出す酸に溶かされた状態 ・冷たい物や甘い物がしみるようになり、ときどき痛むようになる |
虫歯に冒された部分を削り、レジン(歯科用プラスチック)を詰めたり、インレー(詰め物)を取り付けたりすることで補う |
![]() C3 神経まで達した虫歯 |
・神経や血管まで虫歯が進行した状態 ・何もしていなくてもズキズキと激しく痛むようになる |
神経を除去し、神経が入っていた管の内部を消毒して薬剤を詰める根管治療を行い、クラウン(被せ物)を取り付けることで補う |
![]() C4 歯根まで達した虫歯 |
・歯の大部分が溶けてなくなり、歯根まで虫歯が達した状態 ・神経が死んでいるため痛みはなくなるが、歯根部に膿が溜まると再び激しく痛みはじめる |
多くの場合で抜歯が必要となり、抜歯後は入れ歯やブリッジ、インプラントなどで失った歯の機能回復を図る |
知覚過敏とは、歯の表面を覆っているエナメル質が薄くなったことで、刺激が神経に伝わりやすくなっている状態のことです。強い歯ぎしりや食いしばり、歯みがきなどでの物理的な負荷により、エナメル質が欠けたり割れたりするなど、様々な原因が考えられます。
虫歯ではないのに冷たい物や甘い物がしみるといった自覚症状がある場合は、知覚過敏の可能性も考えられます。それらの症状を抑えたい方のために、当院ではコーティング剤の塗布を行っております。「もしかしたら知覚過敏かも」と気になっている方は、お気軽に当院までご相談ください。